
『あいさつ』が気持ち良い びわこ成蹊スポーツ大学のキャンパス
“日本で唯一のスポーツ大学”という“とんがり”をもち、新しいスポーツ
文化の創造へ挑戦し続ける人材を育てる、
「びわこ成蹊スポーツ大学」
今回は、BSCと同じ“びわ湖”というフィールドで、教育の場での実体験の大切さを掲げ、
共に協力し合いながら活動している中野教授にお話をお伺
いしました。
1学部2学科7コース体制という非常に特色のある大学で、
生涯スポーツ学科、
野外スポーツコースの教授である中野先生。
●先生の野外活動での専門は?
“キャンプ”というくくりかな、子供のキャンプ。幼児からやってますね、5歳児も。
いろいろと難しいですね...でも面白いですよ。
●BSCは中野先生にインターンシップでもお世話になっていますが・・・
うちの大学は3年生の必修科目でインターンシップ実習っていうのがあってね、現
場実習で夏休み80時間。
野外の現場フィールドに出て行って実習さしてもらう中
で、びわ湖の周りでいうと、ここBSCへ来たりしている。
●学生さんに伝えたいことは?
野外の指導者になって欲しい。ただ、野外の指導者には、社会人基礎力が全部必要。
野外の指導者やっていこうって思ったら、スキルも当然必要やけど、人間関係であ
ったり、リーダーシップであったり、
先読む
力であったり、よく言われる、持続力、
判断力、決断力、一番必要なのは決断力って言われるんやけどね。そういう社会人
基礎力がやっぱり指導者には必要やと思う。
●社会人基礎力ね。
基礎力は、大学の中でインターンシップに行ったりしながら、野外のキャンプ指導
の中で養われる。
そういうのを求めてインターンシップ実習を行ってます。
●中学生や高校生が体験学習にたくさん来られてるんですけどね、先々その生徒さんにとってプラスになることとは?
自然との関係というのかな、自然の中での活動を重要視して中学校なんかでは自然
体験学習をされますね。
自然を知るだけじゃなくて、知識であたまでっかちになる
んじゃなくて、自然をまず感じるところから始まらないと。
自然を感じながらいろ
んなことを勉強することで自分の中に残っていく。びわ湖がどんなんかっていうの
を、いろんな数値で
知るよりも、実際にこのびわ湖の上でカヤックをしたり、ウイ
ンドサーフィンをしたり、ヨットをしたりしながら、びわ湖の風を
知ったりだとか、
水ってしょっぱくないよね、海と違うよな、というところから始まって、冷たかっ
たり暖かかったりするでしょ?
感覚を通していろんなことを学習できる、五感を通
じてね。ここでいったら、2人乗りカヤック乗るのもやっぱり意味があって、
2人で息を合わせんかったら、どっちかがどっちかに合わせないと、まっすぐ進まない
じゃないですか。
そんなことも、言葉で道徳の時間でやるよりも、ここで実際にあ
そこまで2人乗りで行けって行ってしまった方が、
どうしたら出来るかっていうこ
とを考えるわけでしょ。体験を通してやるっていうことは大きい、波があれば波が
ある中でやって
いかないかんやろし。1人乗りは1人乗りで自分にすべての世界が
あるから、その中で自分で試行錯誤しながら目標の地点
を目指す。2人乗りには2
人乗りの、1人乗りには1人乗りの、それぞれの体験に意味がある。もっといった
ら、ヨットや
ウインドは風を知らなあかんし、頭を使わんとそれを実技にもってい
けない、理論がわからへんかったらね。そういう点でヨットは
ヨットなりの良いと
ころがある。
●たくさんもらうお手紙の中で、雨の中での体験でずぶ濡れになって寒くて嫌やっ
たけど、なんか楽しくて頑張った...っていうのが
たくさんあるんですよ。
生徒達に
はそういうところもありますよね。
困難な状況ほど覚えてる。天気良いときいいけど、風が吹いたときのカヌーは
忘れられへんとか。その時は嫌かもわからへんけど(笑)そん時やったことはしっかり覚
えてる。大変なこと感じた、学んだことを
覚えてる。“苦労体験”なんでもかんで
も一番上等はだめ。ちょっと困った、ちょっと難しいときにみんなトライするじゃ
ない。
協力ってめちゃめちゃ簡単なことばやけど、具体的にするのは難しい。2人
乗りカヤックなんかは原因もどっちかやし、正解も
2人にあるし、1+1が0.5に
なるのか3になるのか…体験した後、振り返りがあるとがいいね。
●話は戻りますが、インターンシップに来てくれていた○○くん。ここでは優秀な
学生さんでした。ところが先生の評価が低いのは
どうしてですか?
ハハハ(笑)授業に出てこない。ゼミ活動にもでてこない。
−びわ湖で発見した新たな自分−
「ここへ来て何かを見つけたのかも」 |
●私からしたら非常に優秀な学生さんでしたが。
それはうーん…何かBSCに来て見つけたのか認めてもらったのか、校長にね、と
いうことかな。
大学でコースを選んでいくという中で、本人はなんで野外に来たの
かというとよくわからへん、あんまり明確じゃなかった。
それがたぶん何か自分の
中で、校長の話、自然体験、子どもを指導する体験を選んでいる中で、
何かを見つけたのかもわからんな。
−学校の先生方にメッセージを−
自然体験が学校教育のカリキュラムに入ってきてる
から、先生は
自分で悩まんと民間とか できる人に
一緒にコーディネーター役に
なってもらう。
先生が直接自分の興味があることはできるかも
わからんけど、自然体験なんかの場合やと、そこで
直接指導するのがなかなか難しいときには、絶対
学校の外の協力を得てやると良いと思う。
外の力を得ながら一緒にやって下さい。
やったら絶対良い自然体験ができる、社会体験も
含めて。
ただ単に社会見学も良いんやけど、実際の体験を
伴った部分で、
フィールド、直接体験できる場所に来て、なまのびわ湖を知る。
あるいは、学校の中で生徒同士が協力するような
ことを、ここでは
実体験を通してできる。
船に乗ったり、みんなで協力してご飯を
作ったり
バーベキューをやったり、学校外へ出て行って体験
できる方がより効果的な部分はでてくる。
そういうところやと思います。
びわこ成蹊スポーツ大学
中野 友博 |
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